ショートストーリーコミックのネタ話し その3
コミックエッセイの合間に投稿したショートストーリーコミックですが、前回のネタ話しから新作を5作品投稿しました。作品を振り返ってネタ話しなどを書きます。これ個人的にはけっこう楽しい作業です。
#11.美味しいくるみパンができるまで
ある日突然、どこにでもある日用品が手に入らなくなって、主人公が四方八方駆けずり回るというアイデアを以前から考えていて、この回でコミック化しました。
話しの流れ上、当然長野の農家でも手に入らなくて、リンコはグアテマラの倉庫に買い付けに飛ぶも、ロシアンマフィアと貨物(くるみ)の争奪戦に発展したら面白いのですが、さすがにそこまで描けません。僕が趣味でくるみパンを焼くことは本編あとがきに書いたとおりです。
#12.樹海ミステリー、招きの木には近づくな
コメントの返事にも書きましたが、少年の頃から諸星大二郎氏や 星野之宣氏の描くSF伝記ミステリーのファンです。「暗黒神話」「生命の樹」を読んだときの衝撃は忘れられません。そのせいかツーリングでもモーゼの墓とかキリストの墓とかを目指してしまうのです。本格的なSF伝記ミステリーコミックを描いてみたいです。
スイパラがどういうものなのか僕は知りません。娘たちが以前話題にしてしていたのを覚えていました。
#13.1本のボルトの物語
手塚治虫氏の「ブラックジャック」の一編に、ピノコがやっと入れた幼稚園で喧嘩をして退園させられる話しがあります(これを読んでピンとくる人、友と呼ばせてください)ブラックジャックがピノコからもらった花を手にして物思いに沈むラストシーンがとても印象的でした。だからラストの一文はいらなかったんです。
仕事で工事を依頼した業者から、翌日の朝早く、部品を付け忘れたのでこれから伺いたいと電話をもらった経験があります。車で一時間以上かかる場所からでした。そのままでも別に問題ないくらいの些細なミスだったんですが、そのときの業者の姿勢に感心しました。その人とは今も仕事上の付き合いを続けています。
#14.魔のトンネルを進め
正月休みにぼんやりストーリーのネタを考えていたときふと、街角でオオトカゲと遭遇するシーンが思い浮かびました。シュールすぎてストーリーにならなかったけど、リンコがオオトカゲと対峙するシーンを描きました。
今まで描いてきたコミックの世界観から外れていますが、こういう回も面白いかと思います。「Xファイル」にも、ときどきふざけた回が挿入されてましたっけ。佐倉カメラマンとのコンビも定着しました。今後も彼の無能ぶりに期待してください。
#15.山道でガス欠の危機
これまでのリンコがクールで強すぎるので、情けないリンコも描いておこうと思いました。
山中でガス欠になったらシャレにならないです。いつガス欠で止まるか不安に駆られながら走り続けた経験が何度かありますが、いやなものですよね。
リンコの高校の頃からの友人で白バイ警官のさつきさん、三回目の登場です。
当初はツーリングで訪れた場所をテーマにしたロードストーリーを作ろうとしましたが、たちまちアイデアが続かなくなりました。ワンテーマにオチだけの話しなら2ページでいけますが、ストーリーを描こうとすると4ページくらいは必要だと感じています。前編後編に分けて投稿することもありそう。
所詮趣味で描いている漫画なので、枠に捕らわれずに描きたい絵を自由に描いていきます。
今日はアクセスありがとうございました。
次回またお会いしましょう。